商品・パッケージの撮影「切抜き処理を前提とした撮影とは」
EC・ネットショップで重要になる商品写真、商品をより際立たせるために切抜き処理をすることは度々話題にしてきました。
参考:プロにはプロの技術がある。切抜き用の撮影テク「黒締め」とは?
白い背景で撮影をしておけば後々切り抜くかどうかを選べるので普通に撮影をしても問題はないのですが、切抜き処理を前提とした撮影の場合には色々とやれることがあるので切抜きをすると決まっている場合はそれなりの撮影をしたいですね。
反射素材の撮影でより効果がでやすいので、今回は瓶の撮影を例に切抜き処理を前提とした撮影方法をご紹介します。
通常の台置き撮影
とりあえずいつものように撮影をしました。
とくに切抜き処理などの指示がなければこのような写真を納品します。
とくに変な部分はないと思います。
それでは次は切抜き処理を前提とした撮影を紹介していきたいと思います。
切抜き処理を前提とした撮影
切抜き処理を前提とした撮影とそうでない撮影とでは大きく違うのは背景ですね。
前の写真は以下のように撮影をしています。
写真の中に何か写り込んでしまったり、背景が途切れていたりすると商品が台無しになってしまうので背景紙を全面に配置し商品以外は排除します。
切抜きしない場合の撮影ではこれが前提ですね。
切抜き前提だと背景に何かが写ってしまっていてもOK
商品以外のものが何か残っていても切り抜いて背景を白にしてしまえば問題ありませんね。
なので切抜き前提ではこういったアクリルなどを使って商品を支えたり形を整えたりします。
背景をそのまま使う場合よりも自由度が高くなります。
切抜きをする前提でボトルを撮影すると・・
切抜きを前提とした撮影方法で先ほどのボトルを撮ってみました。
机等の撮影台ではなくアクリルの上に商品を載せて撮影をします。
背景も紙ではなくトレペのようなものを使い、後ろからライトを当てています。
後ろからライトを当てると中身の濃さを調整するのもやりやすいのも便利なところです。
白ペーパーで撮影したときよりも少し濃い目にしてみました。
ボトルの左右にある紙はボトルの輪郭をより強調するためのものです。
(ボトルではなく外箱の時に撮影w)
外箱と商品を並べたい時にも力を発揮!
商品撮影では外箱と商品を並べたい場合もありますよね。
そんな時も切抜きを前提とした撮影は力を発揮します。
普通に撮影をすると・・。
ボトルは反射素材なので外箱が写り込んでいます、ラベルに影もがかぶっていますね。
それが悪いというわけではなく、自然で良いという場合はそれで良いんです。
ただ切抜き処理をしてしまうと物によっては少し気になることがある・・と。
いかがでしょうか?
そんなに気にならないかな~、まぁそんなに問題はないかもしれませんねぇw
切抜き前提で撮影!
そんな場合は別々に撮影をします。
外箱と商品は同じ素材の時はほとんどありませんよね、反射物であったり透明なものであったり・・。
そういう場合はライトの当て方も少し変わるので出来れば別々に撮影をしてあげたところ。
実際に切り抜いて並べてみました。
いかがでしょうか。
〆事前にお伝え下さい!
切抜き処理をするかどうか迷われている時は白背景で撮影しておくのが便利ではあるのですが、こういった切抜き処理を前提とした撮影をすることでより魅力的に表現することもできます。
切抜きを前提とした撮影になる場合は是非その旨お伝え下さい!
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