参考写真シリーズ外伝「撮影機材メモ」
YOUTUBE:「参考写真から読み解くライティング」 番外編:撮影機材紹介
本日は参考写真シリーズ外伝というわけで使っている機材をまとめておこうと思います
というのも最近動画でライティングの説明をしているときに色々と機材の名前を出すわけですがわからない人も多いと思うんですよね
以前の動画で機材の名前や使い方は説明をしているものがほとんどではあるのですが・・毎回その動画を見に行くのは面倒だしどの動画で説明をしていたかもわからないですよね
今回改めて機材名称と使い方、そしてそれを取り上げたブログ・動画のメモを残しておこうと思います
動画を見てわからない機材などが出てきた場合には確認してみてください
照明機材
まずは照明機材ですね
場合により定常光も使いますが基本的には瞬間光のストロボを使います
ストロボについては以下のブログで取り上げています
ブログ:EC・ネットショップの撮影にはストロボだろ!Vlog
レフ板
レフ板です
白と黒で表裏になっています
ライトの光を反射させて明るさを補うために使うのが基本です
黒いほうは黒締めや反射が強すぎるときに反射を抑えるときに使います
ブログ:
プロにはプロの技術がある。切抜き用の撮影テク「黒締め」とは?
商品・パッケージの撮影「切抜き処理を前提とした撮影とは」
アクリルフィギュア・スタンド「アクリルの透明感を表現する撮影方法」
既製品として売られているレフ板は色々とサイズがあります
私が持っている一番大きなものはこのサブロク板(長辺180cmくらい)です
「カポック」と呼ばれることもあります
ディフューザー
ここからは光の質を変える機材を紹介していきます
ストロボの光はコントラストが高い光なのでディフューザーを使って丁度よい光に調整します
トレーシングペーパー (トレペ)
まずはトレーシングペーパー、いわゆるトレペですね
絵を写したりするときにも使う半透明の紙です
被写体とライトの間に入れて使います
使うことで光が拡散し影の輪郭がぼやけたり、広い範囲を明るくできます
ライトとトレペの距離を変えることで光のコントラストや当たる範囲を自由に変えることができます
アートレ
次はアートレです
見た目はトレペと同じですが素材が乳白色のポリエステルのフィルムになっています
トレペよりも光が拡散し反射物への映り込みが綺麗になります
トレペでは紙の繊維が写ってしまいますがアートレではそういうことはありません
最近ではボトルの撮影で使いました
ブログ:【ウイスキーボトルのイメージ写真】メイキング動画をYoutube投稿と編集後記
サイズと使い方
トレペとアートレはそれぞれ色んなサイズがあります
小さいものはA4用紙くらいのサイズからあると思いますが、うちにある大きいものは写真左の「デカトレ」です
スタジオによって呼び方色々あると思いますが私が勤めていた会社では「でかいトレペ」でデカトレ(2.2m)と呼ばれていました
スタンドや棒、背景用紙を垂らすためのバックグラウンドキットなどを使って垂らして使うのが基本です
スチールの枠に貼り付けて使う「枠トレ」という方法もあります
重力に逆らって配置することができるので重宝します
以下のブログでとりあげた写真を撮影するときに上に配置して使っています
ブログ:商品の特徴・ウリをイメージ写真でゴリゴリに伝える
ストロボに装着して光質を変える
次はストロボに取り付けて使う機材です
ディフューザーと同じように光の質を変えるために使います
アンブレラ
まずは撮影用の傘、アンブレラです
ライトの光を反射させることで光を拡散し柔らかい光にすることができます
大きさや内側の素材によって光質や光が当たる範囲が変わります
うちにある一番でかいサイズはこれです、結構でかいでしょう「ジャンブレラ(ジャンボ アンブレラ)」って呼ぶ人もいます
天井が高いところでないと使えないので正直うちでは使いません・・・
この商品の面白いところは、外側の黒い部分を外すことでディフューザーとしても使えます
この使い方をすると前にも後ろにも光が拡散されるので「何がなんでも光を広い範囲に当てたい」という人じゃないと使いづらいですw
カサトレ
同じアンブレラなのですが、こちらは全面にディフューザーがついたタイプです
基本的には「カサトレ」と呼ばれていると思います
というのも昔は通常のアンブレラにトレペを貼って使っていました
今では同じような効果を既製品で手軽に扱えるようになって便利になりました
安価で使いやすいので結構使います、以下ブログでも使っているので見てみてください
ブログ:アパレルの撮り方「商品の質感・生地感を表現するライティングとは」
ソフトボックス
次はソフトボックスです
最近動画でもよく使っていますね、ボトルの撮影やポプリの撮影でも使いました
前面についているディフューザーを外してみると、中にもう一枚入っています
中のものも取り外しができるので調整することが可能です
トレペと比べるとディフューザーの距離を変えることができないのですが
ディフューザーと一体になっているのでライトを動かすのが簡単です
これに関してもサイズは色々です
うちにある一番でかいサイズは写真の赤枠のものです
光を当てるためにも使えますが真っ白の背景を使いたいときに背景として使うこともできます
オパライト
次はオパライトです
一般名称としてはビューティディッシュといいます
オパライトは商品名でして以前勤めていた会社で使っていたのでその名前で呼んでいます
ソフトボックスと同じように前面にディフューザーがついています
ディフューザーを付けたままだとソフトボックスと同じような雰囲気で撮れます
以下ブログの一番下でオパライトで撮影した写真がでてきます、ソフトボックスで撮影したものも載せてあるので同じような感じになるというのがわかると思います
ブログ:【参考写真から読み解くライティング】の1回目
全面のディフューザーを外すと・・こんな感じになっています
特徴的なのは真ん中に反射板がついているということで、ライトの光が反射板にあたり内部にまた反射して被写体に当たるといった感じです
モデル撮影でよく使われている機材ですね
俺はイマイチうまく使いこなせていないので動画にはあまり出てこないかもしれません
グリッド
鏡の撮影やボトルの撮影でも使いました
動画ではよく登場している機材の一つです
アンブレラとは違い光の当たる範囲を「狭くする」ために使います
目の細かさが3段階になっていて細かいほうがより光の当たる範囲が狭くなります
このようにライトの前にとりつけて使います
このように当たる範囲が狭くなります
〆
というわけで今回は機材の紹介でございました
動画でわからない機材があったときにはこのブログで確認してみてください
動画で使う機材が増えたら加筆します