ネットが実店舗を圧迫する?「ショールームと化した実店舗」を利用する!

ビジネスメディア 誠 キャプチャ

少し前の記事になりますが、気になる記事があったのでご紹介したいと思います。

Business Media 誠 「アマゾンに勝つための小売店舗ビジネスのあり方とは」

この記事によると

「米国の小売業界を脅かす過酷な現実。それはネットに押されて、売上が鈍っているということ。」

らしい。

店舗は商品を見る為だけのショールームと化し、商品の質感や着用感を確認した後にネットで安い店を探して購入する。
それをショールーミングと言うらしく、そのために小売店舗は苦戦しているという事らしい。

日本でもこうした動きはここ数年で強まってきていると聞くので、日本の小売店舗も他人事ではないですよね。

店舗で見た後にネットショップで購入するのは何故だろう

店舗で商品を見ている、実際に試してもみた。
なのにその場では買わずにネットで購入するのは「どういう商品の時」なのか「どういうシチュエーション」なのか。

  • 荷物を持ち歩きたくない
  • 色やサイズがなかった
  • 家に帰ってネットで見てみたらやっぱり欲しくなってしまった
  • ネットのほうが安い
  • ネットで買った方が得する (ポイントなど

こんな所でしょうか?

そんなに大きくない商品でも購入後に人に会う用事があったり、居酒屋に行って商品を置く場所がなかったりすると面倒なのはよくありますね。

体が大きい方なのでサイズが無い事もよくあります。
特に足のサイズが29cmなので普通は置いて無い・・・・まぁ店舗に29cmの在庫なんて置いておけませんよねw

ネットで買ったほうが得するのは贔屓にしているショップがある場合はポイントが貯まるとか、単純に安いとかでしょうか。

その他、皆さんはどんな理由で実店舗で見た後にネットショップで購入しますか?

店舗とネットショップの連携

ショールーミングという言葉は去年の中頃くらいから聞くようになってきたように思います。
そして取り上げられるのは「ショールーミング対策」としてが多く、いかにネットではなく店舗で購入させるかをテーマにしている事ばかりが話題になります。

そういう時は決まって「店舗 VS 他社ネットショップ」という構図の話題ばかりではないですか?

実店舗 VS 自社ネットショップ という構図

個人的には「店舗 VS 自社ネットショップ」の構図もあるのではないかと思っています。

というのも、自社ネットショップも持っているアパレルブランドの実店舗で買い物をしている時、一度もネットショップの告知をされた事がないのです。
「今このサイズしかお取り置きがありません・・」と言われる度にネットショップの紹介をするべきでは?と思うんです。

その上、ネットショップの告知はカウンターにおいてある小さなポップのみ、だったりしませんか?
こういうのを見ていると「ネットショップよりも店舗で買って!」と言われているように感じます。

考えすぎでしょうかw

それとも全く店舗とネットショップでは扱う商品が違かったりして「紹介する意味が無い」とか?
うーん・・そうなのでしょうか。紹介する意味が無いはずないと思うのですが。

ノルマってあるのかな?

今でも販売員や店舗ごとのノルマってあるのでしょうか?

お客様の取り合いやスタッフが辞めるとそのスタッフについた顧客が流れてしまう・・等。
いくつかのマイナス点から「販売員」へのノルマはほとんど無くなっているという見方があるみたいですが、そうなんでしょうか?

店舗ごとの売上競争は販売員の意識高上などの為に、今でも行われていると思います。
販売員としては、その競争に他店舗として自社のネットショップが認識されてしまっているのでは?

実店舗とネットショップの連携として、ネットショップで洋服を購入しても店舗側の売上に加算されるようなシステムがあったほうが店舗・販売員としては動きやすいんじゃないかなぁ・・と。

店舗とネットショップは補完しあうべきだと、思うんですよねぇ。

実店舗 → ネットショップへ

ショールームとして使われたうえに、他社のネットショップで購入されてしまった・・。
これが1番もったいないですよね、出来る事なら自社のネットショップに誘導したいものです。

この時に用意するネットショップは「EC-CUBEを金かけてバリバリにカスタムした!」みたいなショップでなくてもいいかもしれません。
BASEのような簡単に無料でネットショップを作れるようなサービスを使うのも悪くないと思います。
参考:完全無料で簡単にネットショップ「BASE」は本業として使えるのか?

バリバリにカスタムしたショップを使ったほうが勿論いいのは当たり前ですが・・・。

  • 商品を持ち歩きたくなくて実店舗での購入をためらう
  • 訪れた実店舗に「色・サイズ」がなく購入できなかった
  • 「欲しい!けどちょっと冷静に考えてみよう・・我慢しよう・・」という後ひと押しのお客様

このようなお客様の受け皿として、とりあえずでも良いのでネットショップを運営してほしいところです。

QRコードでネットショップの意中の商品に簡単アクセス

きちんとネットショップに誘導するシステムがあるのが理想的ですが、とりあえずはQRコード読むこむ事でネットショップにアクセスするようにしてほしいですね。

最低限、そこから初めてみるのも良いのではないでしょうか。

公式アプリでもっと簡単に!

都内はスマートフォンを使う人がどんどん増えています。
フィーチャーフォン、いわゆるガラパゴス携帯は今後限りなく少なくなっていく事を考えるとスマフォに適したネットショップ・システムを考えて行きたいですよね。

ブラウザでも良いのですが、やはり快適に使っていくにはブランドの公式アプリを作るといいですよねー。

QRやバーコードを読み取ったらそのままショップにアクセス、いや読み取った瞬間にお気に入りに登録される、とかも良いかもしれませんね。
店舗コードを忍ばす事も出来ると思うので、店舗から見てきたお客様が購入した場合はその店舗の売上に加算されるとか、出来そうです。

その上、事前に発送先の住所やクレジットカードを登録しておけばその場で「購入・決済・発送手続き」も一発で終わり。
店舗にある商品が減らないので「売れ筋商品なのに欠品でお客様に見せられない」という事も減るかもしれません。

と買いてて思ったのですが、これってショールーミングになってませんか?

でもこの場合なら自社ネットショップで購入なのできちんと売上になるし、商品が欠品になる心配も少なくなりそう。
お客様を逃さないのならショールーミングにもメリットが、実はあるのかもしれませんよね。

そんなわけで「逆にショールームとして店舗に来てもらうのも有りでは?」と思ったのでした。
いつの日か店舗には各一点ずつしか商品を置かなくなったりするかも!?

んー・・流石に無いですねw

今日MAGASEEKが実店舗を出店するというニュースを見ました。
Web担当Forum「マガシーク 実店舗を新潟のラフォーレに出店 期間限定で 割引などで新規会員獲得

ネットショップの新規ユーザー獲得を目的として出展をするそうですが。
ネット発祥のショップなので、もしかしたら面白い事やってくれるかもしれませんよね。
(アウトレットらしいからそこまで金かけないかな?)

今後大手EC・ネットショップのリアル店舗の出展ラッシュとか・・・あったりしてw

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