「空飛ぶアイロン」撮影方法、とイメージ写真のススメ

アイロン 作品写真

先日のピンタレストのエントリで触れたアイロンの写真です。

この写真は仕事で撮影したのではなく、自分の作品として撮影しました。
コンセプトはアイロンがUFOのように飛来してきてスチームを吹きつけてくる、みたいな感じ・・・。

この写真を撮影した当時はとにかく商品が浮いている状態で撮影するのに凝っていましたw

ほぼ、一発撮り

この写真、バリバリの合成写真だと思われる事も多いのですがそうでもないのです。
ほぼ、ほぼ一発撮り!です。

ほぼと念押しするのはやっぱり合成しているからなのですが「素材撮りを目的としてバラバラに撮影したものを合成」 しているわけではない、ということです。

合成した写真は2枚

アイロン作品写真 素材1
アイロン作品写真 素材2

上の写真を基本にし、下のスチームを噴き出している写真を合成しました。
まぁ、合成なんですが背景をきちんと作りこんで撮影しているのでスチーム部分を載せるだけでさほど時間はかかりませんでした。

スチームや煙に関してはきちんと撮影をしないと全く見えなくなってしまうので、完全に素材として撮影することも多いと思います。

背景や素材そして商品をバラバラに撮影して合成してもよかったのですが。
それをしなかったのは、後々背景や素材を組み合わせて作り上げるよりも自然な写真に仕上がる事が多い、から。

それに完全にバラバラに撮影するのには計画をきちんと立てて、出来上がりの状態を考えながら撮影し無くてはならないのでそれはそれで手間でもある・・。

まぁ・・・カメラマンとしては「一発撮り」のほうがテンション上がるんですけどね!

画像処理内容

さて、画像処理内容に関しては以下の内容です。

  • アイロンを支えている台部分を消去
  • アイロンの形を少しだけ調整
  • スチーム部分を合成
  • より印象深くなるように「色・コントラスト」を調整

撮影時に作りこんでいたのでさほど時間はかかりませんでした。
といっても1時間ほどはかかっていますけど・・イメージ写真は撮影もその後の画像処理も時間かかります。

ライティングメモ

アイロン作品写真 ライティングメモ

どうやって撮ったんだっけ?と思っていたら当時のライティングメモが出てきました。
かなり絵が下手な上に文字が雑ですが・・・昔は結構こういうメモはとっていました。

今でも新たな案件が始まった時にはどういうライティングをするのかと、撮影ルールをメモしまとめています。
でもここまで詳しくはメモ取らなくなりましたねー、よく使うライティングは決まってきますからねw

ストロボは3灯使用

ストロボは3灯使用です、それぞれ・・・

  • メインライトとしてオパにアートレをつけたもの
  • 湯気とアイロン板に光を当てるためのグリッド
  • 背景のグラデーションを作る為のグリッド

ここでポイントなのは、一般的な商品撮影と違ってあまり全面的に光を当てていない、ということでしょうか。
「コンセプトを考えると、この撮り方を」と判断したわけですが、商品自体を説明的に見せるような撮影ではありません。

正面からライト当てないなんて、綺麗に撮影したいだけならしませんよねーw
でもいつもと違うライティングが出来るのがイメージ撮影の面白い所です。

〆イメージ撮影

ちなみに「アイロンがけ有料!?」という記事で素材写真としてつかったものと同じアイロンです。
こちらのほうがより一般的なイメージ写真ですよね。

今日の写真まで奇抜になるのはやりすぎですが・・・ネットショップで商品が並んでいるところにイメージ写真があったりするとインパクトがあって目立ちますよねー。

セールや季節、注目商品等の特集ページにイメージ写真があると、とても映えますし。
ライフスタイルの提案や「カッコイイ!欲しい!」と思わせるような写真というのもイメージ写真が多いですね。

イメージ写真の重要性は後日改めて取り上げたいと思います、今日の所は ・・

「ただ商品を並べるだけのEC・ネットショップから、イメージ写真でワンランク上のショップへ!」

といった感じの営業トークで最後はしめたいと思いますw

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