写真撮影料金:時間単価料金を勧めない理由

撮影料金の単価はいくつか種類があります。

  • カット数単価
  • 商品数単価
  • 時間制単価
  • まるっと単価
  • その他
それではそれぞれどういう撮影料金になっているのかを説明しようかと思います。

カット数単価

こちらは写真1枚に対して料金がかかります。

EC・ネットショップ関連の撮影ではカット数(写真の枚数)が多い為、結果料金が高くなる事が多くこの業界の商品撮影では使われません。

ポスター広告等の比較的写真1枚での単価が高い撮影に使われる事が多いでしょうか。

商品数単価

商品1点に対して料金が発生します。

例えば同じ形の服が3色あるとすれば、 「3 x 単価」と計算されます。
カット数単価とは違い、写真が複数カットでも同じ料金となっていて詳細カットが多い撮影によく使われます。

時間制単価

3時間xxx円等、時間で区切って料金が発生します。
延長時間がかかった場合は30分もしくは1時間区切りで追加料金がかかる事が多いです。

「商品数がどの程度あるかわからない」場合や「少ない商品数で客先撮影」等の撮影で使われます。

まるっと単価

数を数えずにその案件全てに対して料金を決めるのがこちらです。

雑誌の1ページxxx円や、カタログ一冊xxx円等ですね。

カット・商品数換算ではあまりに高くなってしまうような大規模な撮影の場合に使われます、ある程度安くしてもらう代わりにある程度の料金を保証するわけですね。
中には期間でも区切ることもあるのでしょうか?

この場合は再撮は料金がかからない等のメリットがあったりします。
仕事を受ける側はどの程度コストがかかる仕事なのかをきちんと理解していないとかなりリスクが高くなります。

その他

商品撮影は上記のようなものだと思いますが、写真館やイベント撮影はまた違ったりします。

小学校のイベント撮影は写真を買ってもらって1枚xxx円で売っていたりするので、撮影自体には料金がかかりません。

成人式や記念撮影では衣装貸し・着付け・ヘアメイク・撮影がセットになっている場合もありますね。
アルバムを売って初めて料金が発生するものもあるかもしれません。

 

このように色々な撮影料金単価があります。
では、 私のお勧めのはというと・・・。

商品数単価がお勧めです

時間制単価は大量に商品がある場合、一見安く撮影できそうな気になります。
が、しかし。

大抵時間内にどのくらい撮影が出来るかの基準を設けてあります。
自分が撮影する側だったら、もしそれ以上の撮影が出来る場合でも基準程度の撮影量に抑えようとしますね。

だってビジネスですから・・・w
まぁ、そうでない会社さんもいるとは思いますが、基準の2倍3倍の量は撮影することは無いでしょう。

 

というわけで時間やパック等は詳細がわからないので実は損をすることも少なくはないでしょう。
そもそも最初から高額な料金になってしまう事も多く、少量の商品撮影ではコスト高になりそうです。

 

そこで、カット数単価・商品数単価。

明確に「どの作業にいくら」料金が加算されたのかがわかり、管理のしやすい単価が良いのではないでしょうか。

「カット数単価」は詳細カットの多くなるとどうしても料金が高くなってしまいネットショップには向きませんが、「商品数単価」のご利用が少量の商品数でも安く済みますし、知識の無いお客様に対し無駄な作業時間で料金をカサ増しすることもできません。

 

結局は「わからないから」や「面倒だから」といってきちんと利用するサービスの料金を考えないと損をする、と思います。
どんなサービスでもそうですよね!

自分もしくは自社スタッフでの商品撮影をお考えの方に・・

このブログは自分での商品撮影をお考えの方もご覧になられていると思います。
私としては「プロにお任せください!」と言いたい所ですが、経費のことを考えると撮影を外注に出すことが難しいですよね・・。

ご自分で撮影する場合の「機材にどのくらいの料金がかかるのか」 「その他、かかる経費とは?」を具体的にまとめたエントリーがありますので、そちらも合わせてご覧になってみて下さい。

ブログ記事:「自分・自社で商品写真の撮影」は本当に経費削減になるのか?

最後は少し強い口調になってしまっていますが・・・写真が原因で売れないなんて本当に勿体無いと思うんです・・。

まとめ

  • 「商品数単価」がお勧め!
  • 商品数単価なら「詳細カットが多くても安心!」
  • 作業内容の詳細が明確でわかりやすい

です!

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