写真撮影料金:やっぱり商品数単価がオススメ!

撮影料金の相場は「印刷物orネットショップ向け」「切抜き撮影orイメージ撮影」「商品のみ撮影orモデル撮影」等でかなり料金が上下しますが、商品撮影料金の単価はある程度決まっています。

  • カット数単価
  • 商品数単価
  • 時間制単価
  • まるっと単価
  • その他

等があります。
(詳しくは「撮影料金:時間単価料金を勧めない理由」にて説明させていただいていますので、あわせて御覧ください)

中でも私がオススメしているのは商品数単価で、その理由は「ウェブの商品撮影に向いているから」です。

印刷物等とは違い、ウェブでは商品写真を多く使って商品をアピールすることができます。
ですので、結果撮影する写真は多くなり「商品数単価」にしたほうが安く済む事が多いのです。

カット数単価でもお受けします

ある案件では「あまりカット数が必要ではないので、商品数単価では料金が高くなってしまう・・」とご相談を受けカット数単価での受注を決めました。

完全に決められたカットは楽ではあるのですが・・・「ここは撮影して見せてあげたい!」と良く思うのです。
カット単価だとそれがしてあげられない・・・カメラマンとしてはそれがヤキモキする所です。

完全に「このカット」「この枚数」と決まってしまっているとちょっと、寂しいなぁ。
(おまけで入れてたりはするのですが、特に反応が無いと「使われないのに入れても邪魔なだけ?」と思うので入れなくなります・・w)

カット単価 業界最安XXX円!

ちなみに「カット単価 業界最安XXX円!」 と謳っている業者・会社は、ただそのインパクトのある金額をアピールしたいだけだったりします。

時間料金の場合と同じで、計算してみると結局は高くついたり・・。
結局は1カットでなく1商品単位でしか受けてくれなかったりもします。

安いかどうかは、きちんと判断する必要がありますね。

まぁ・・・サイトの作り方・アピールの仕方的には「業界最安!」の謳い文句はとってもキャッチーでそれを使うのが賢いのはわかるのですがw

でも、やっぱり安くはないんですよ・・見え透いた嘘つくのもなぁと思うんですよねぇ。

正直なところ

商品撮影をするに当たり、商品が届いてから返送するまで下のような流れをとります。

  1. 商品が届く
  2. 商品を検品
  3. パッケージから出し、撮影しやすいように整理、並べる
  4. 「服ならスチーマーをかける」「バッグなら中にアンコを詰める」等、商品の形を整える
  5. ライトや撮影台など、撮影セットを組む
  6. 撮影
  7. 写真を現像(WB・色調調整など)
  8. 必要ならトリミングや切抜き等の画像処理
  9. 納品
  10. 撮影セットを片付ける
  11. パッケージへ戻す
  12. 商品を検品
  13. 返送

このように、準備と片付けにほとんどの時間を割くことが多いのです。
時間がかかるのももちろんですが、商品準備は意外に重要で「どんな商品が届いていて」「どこを・どんな撮影にしようか」という事も考えているので簡単に済ませる事も難しい。

撮影準備を怠ると、その場その場で考える時間が入ってくるので効率が悪く無駄に撮影時間がかかるんですよね。
写真もイマイチになることが多いし・・いい事がありません。

撮影自体は、同じ撮影セットで撮影が出来るのなら、1カットでも2カットでもあまり手間が変わらない事があるので、カメラマンにとっても商品数単価は有利な料金プランなのです。

「1商品1カットでいいので安くして欲しい」という気持ちもよくわかるのですが・・・商品1点につき結構な手間がかかっているので正直カメラマンとしては厳しく・・・。

結局、商品が1点でもそれ相応の金額になってしまいます。

「商品数単価」をオススメするのは

お客様にとっては「詳細カット付きの商品撮影を格段に安く提供」でき。
カメラマンにとってはパッケージ商品として提供することにより一定の金額が保証される・・・。

お互いにwin winな料金プランだからこそオススメしています。

それに冒頭でも触れましたが 「ここはこの商品のポイントでしょ!絶対買う人は見たい所だ!」 と思う所を気兼ねなく撮影できるのも、私としては良いところですw

「決まったカットを納品すればいいしやめとくか・・」とか思うのはモチベーションを低くしがちだし・・・私としてはお客様のショップには絶対に儲かって欲しいと思っているので!

私は撮影をカメラマンに外注したいと思っていただけているお客様に「高くふっかけてやろう!」とは思いません。

むしろ予算が少ないからと経験や知識がないスタッフで撮影をし、購買欲につながらないような商品写真を使ってしまう事がないように、
出来るだけ使いやすい料金で提案をしていきたい。

もっと気軽にカメラマンを使っていただけるような環境になっていくといいなと、常々思います。
「餅は餅屋」皆わかっているけど、わからない部分が多く使いづらい、 そんなイメージを変えていきたくて商品撮影サービスをご提案させていただいています。

 

是非、商品撮影に関して少しでも疑問や不安・不満などがありましたらご相談いただければと思います。
気軽にお声掛け下さい!

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