友人の死

 久しぶりの更新となります。 お久しぶりです、なんちゃってカメラマン鈴木でございます。

 

もう一ヶ月近く前になってしまいましたが、5月10日に突然友人が亡くなりました。

その友人は俺がフリーとして活動を始めるきっかけをくれた人でした。

 

東京ビジュアルアーツ写真学科の同級生で同業のカメラマン、ちょうど俺がその当時勤めていた会社を辞め他の会社に行こうと思っている時に「レギュラーで入ってくれるカメラマン探してるんだけど」なんて声をかけてくれ、俺のフリーカメラマン人生は始まりました。

その当時はとあるECサイトの撮影業務を二人でうけていました、普段は曜日ごとにどちらかが撮影をし撮影数が多い時には二人で撮影することも。 そんな日は彼の車で近くまでおくってもらっていました。

 

近頃は他の案件も増え、お互いに忙しく、仕事のやりとりも更に濃くなっていました。

更に俺は車を持っていないので、レンタカーを借りる経費がでない時には機材を運んでくれたりもしました。

 

そんな中での突然の訃報。 驚かないわけがありません、聞いたときは正直頭が真っ白。

知らされたのは真夜中、奥さんからの電話でした。 彼が行っていた撮影業務の進行・スケジュール等を頼まれ、連絡を取りたい人がいると電話番号を聞かれました。

 

いつもならすぐに調べて伝えられるのに、その日はえらく手間取った。「あれ? どうやって調べるんだっけ?」なんて本当に動揺していたと思う。 それだけ驚き、悲しい知らせだった。

一ヶ月近く経った今でも、「一緒にやっていた仕事」「手伝ってもらった仕事」「反対に手伝った仕事」「スタジオに放置された彼の持ち物」「何気ない言葉の端々」・・何気ない生活の中でイチイチ思い出す。 「はぁ~・・・寂しいなぁ・・」 未だに信じられないし、現実なんだなと思うと寂しく思う。

もっと一緒に仕事したかったな。 もっと一緒に愚痴を言い合いたかった。  話を聞いてやりたかったし、助けてやりたかった。

 

礼服なんて彼の葬式ではなく結婚式で着るもんだと思っていたのに。

寂しいなぁ~・・・。

Follow me!