TOKISTAR 「e-Light G400A-D」を購入して思ったこと

TOKISTAR 「e-Light G400A-D」を購入して思ったこと

スペースの広さや仕事量の問題で新たにトキスターのモノブロックを購入しました。
購入したばかりで使い込んでいるわけではないのですが、色々と良い点悪い点があって購入を少々後悔している部分がありますw

新宿ヨドバシが近いんだからネットで買わずに店舗いけよ、と言われればそれまでなのだけれど・・・面倒だったわけです。
ライトスタンド4本買ったし、手持ちで帰ってくるには重すぎる。

買う前に見に行けよそれがプロだろ、と言われればその通りだけど「事前にネットでしれたらよかったのに」と思ったので他に購入を検討している方に見て頂ければと思った次第です。

TOKISTAR モノブロック 「e-Light G400A-D」

最近のモノブロックの傾向としては小出力とリモコン操作でしょうか。
その傾向を取り入れたうえにリーズナブルな価格で提供しているのがTOKISTARです。

今回購入したのは2つ。

リモコン付きが¥97,710で無しが¥58,420です。
結構な差額ですが、この差額は「リモコン」と「バッテリー」が付くかどうかによるものです。

e-Light G400A-Dで出来る事

~引用~
・3WAY(コンセント、バッテリー、カーシガーソケット)電源対応モノブロックストロボが、さらにリモコン操作可能
ACコンセント・DCバッテリー・カーシガーソケットの3電源に対応したモノブロックストロボに、リモコン操作が可能な新製品が誕生しました。ACアダプター・バッテリーチャージャーは100V~240Vまで対応のマルチボルテージ仕様で、国内はもとより海外での使用にも対応し、カーシガーソケットからの電源は急な野外での撮影に重宝します。G400A-DはFULL発光から最小値(1/64)まで1/3ステップで調光でき、また光量を変更しても色温度の変化がほとんどありません。さらにリモコンを使用することで最大10台までのG400A-Dを同時にコントロールすることが可能です。
~引用終わり~

調光性能

調光性能的には400wで1/64はそこそこです。
時代にあっているといえるし、高機能な商品だったら1/128まで下げることが出来ます。

リモコン操作

これがこのモノブロックのウリでもあります。

決まったストロボだけではなく、複数灯の光量を調節することができます。(その他モデリングやスレーブなども設定可能)
そして発信機としての機能もついていて、ホットシューに付けることで発光させる事ができます。

これが出来るのはTOKISTAR・Profoto・elinchromくらいでしょうか?
コメットはリモコンだけだし、プロペットは有線リモコンなのですよね。

バッテリーが付いてる

リモコンセットのほうはバッテリーも付いています。
ロケが多い人にとってはかなり便利でしょうね。

正直俺は使わないんですけど、1個くらい持っていてもいいかなーと思いセットを1つ買っておきましたw

 

さて、商品の良い所は説明されるけどイマイチな部分は説明されないのが世の常です。
というわけで以下より「悪いところ」をグチグチ言っていきます!

TOKISTAR e-Light G400A-D のイマイチなところ

今日届いたばかりなので使っていくうちにもっと出てくるかもしれないが、テストをしてみて「こりゃイマイチ・・」と思った点をご紹介します。
正直これを事前に知りたいと思っていた部分が多くあって「ああ、やっぱりこれか・・」と思っている最中ですよw

ACアダプタ邪魔

ACアダプタ

TOKISTAR以外のモノブロックについてはただの電源コードをコンセントに指すだけで使えるわけです。
でも今回購入したストロボは上の写真のようなACアダプタを繋げないといけない。

これはこの機種の特徴でもある「100~240Vに対応していて、国内外で使える上にシガーソケットからも電源をとることができる」という点を実現するのには必要なものなのでしょう。

でもね、でかいです。邪魔なのです。

宙を浮くACアダプタ

スタンドを伸ばすとこのように浮いてしまう。
ケーブルをどれだけ強固につくろうともやはり脆くなるわけで「こりゃいつ壊れても仕方ないな」と思うわけです。

そのうえ結構な重量があるのでアダプタがブラブラ揺れているとストロボ自体もブラブラします。
高い位置に置いてもリモコンで便利に調光できる!という点をかなり殺している部分です。

長いブームの先に付けて使う場合にはアダプタを支えるように何か考えないといけないんですよ。

正直海外で使えるようにする必要があったのかと思ってしまいます。
どれだけのニーズがあると思ったのだろうか?

国内で使う場合はアダプタを付けなくても使えるようにしていただきたかった。
後、保管が邪魔です。

ケーブルの保管

右のプロペットはスマートだよ・・。

調光がわかりづらい

このストロボ1/3段階で調光可能なのですが、その表示がわかりづらい。
ちなみに1/2が出来ないので他のストロボに劣っている部分でもあると思う。

調光の見え方

左から1/32・1/32と1/3・1/32と2/3・1/64です。

この表示方法、わかりづらいと思いませんか。
慣れれば良いのでしょうが、他のストロボと一緒に使うのは結構戸惑いそうだ。

物理スイッチのわかりやすさを再認識しましたねw

液晶窓が角度によってかなり見づらい

液晶窓のみえかた

上からみた場合と下から見た場合でかなり見え方が変わる。
リモコンで操作できるという利点を活かすためなのか下から見上げる場合は結構見やすいのだけど、上から見ようとすると全く見えないときもある。

目線よりも下で使うストロボも結構数あるので、ちょっとやり過ぎたように思う。

雲台が使いづらい

雲台

この雲台、安っぽい。
実際にコスト安なのだと思うが、締り自体はさほど悪いというほどでもない。

ただ、パン棒が付いていないのは結構なマイナスポイントだと思う。

パン棒が付いている場合はネジを緩めながらストロボの向きを変える事ができる。
つまりストロボを支えながらネジを緩め向きを変えることが片手で出来るということですね。

対してパン棒が付いていない場合はこれができない。
ネジを緩めるだけではお辞儀をしてしまい、スタンドにストロボがぶつかってしまう。
なのでストロボを支えながらネジを緩めストロボの向きを変えることになり、片手で操作することができない。

これは面倒なだけではなく、間違えて支える前に緩めてしまい壊すことにも繋がるわけです。

そのうえ!公式サイトではパン棒付きの写真だったりするんですよね。
ヨドバシカメラの購入ページではパン棒が無い実際に届いた商品の写真を使っているけど、詳細写真(付属品)ではパン棒付きが写っている。

ストロボを動かしながらどういう光があたっているのかを見る、そういう使い方をする人多いと思うんですよね。
パン棒付きが+5,000円ならそっち買います。

まぁ、それ以上に写真はきちんと現状のものを載せるべきでしょう。

リモコンの使いづらいところ

リモコンの充電

ストロボ本体に続きリモコンの使いづらいところをいくつかあげていこうと思います。

充電池は使いづらい

一応このサイズの電池を買えば使えるだろうけど推奨はされていない。
最低予備を付けて頂きたいところ。

予備が無いのは不安なわけです。
単3か単4電池だったら良いんですけどねぇ。

見た目がでかかったんで単4だと勘違いしてしまいましたよ。
(ちゃんと事前に調べろ!w)

USB充電だというところ。

これUSBで充電するんです。
充電する時ってどういう時だろうか。

PCも落として帰るときだったりしません?

仕事してる=撮影しているわけなので、使っている筈なんですよね。
やっぱり予備は欲しい。そして充電器も欲しい。

充電時表示が無い

また充電についてなのですが、充電中の表示が無いので充電が終わったのかどうかの判別がつかないのも良くないですね。
その上ケーブルをつなぐと全ての操作が不可能になるので充電しながらは使うことができない。

そもそも、電池容量がどのくらいあるのかの説明が書かれていないのが不安すぎるw
左上のゲージがそうなのか? ストロボ本体側ではチャージ時間のゲージなんだけど・・・。

光量を変えることができるが・・・

さて、ようやく充電問題以外のものです。

手元で光量の調節が出来て便利です。
便利なんですけど、設定は全て上書きです。

リモコンで設定した光量を各ストロボに設定できるだけで、ストロボの光量を知ることがリモコン側では出来ません。
なので「+1段明るくしよう」と思った場合はまずストロボ側で現状の光量を知らなければ出来ないんです。

だったらストロボ側でいじったらいいじゃん。
そう思ってしまうのです。
こういう特性なので複数灯の調光をすることは難しい。
トップに使っている手が届きづらいストロボのみの調整とかで使うくらいかなぁ・・。

正直これなら光量を「上げる」「下げる」程度で十分で、そのほうが使いやすかったように思う。
複数台をわけてリモコン1つで調節できるなら十分便利。

リモコン 実際使える?

ぐちぐち悪いところを書き連ねたわけですが、実際に使えるのかどうかですが。
リモコンというと不満が残るけど、発信機としては優秀だと思います。

赤外線ではなくラジオスレーブなので感度は結構良さそうです。
うちのスタジオがそんなに広くないのでどのくらい遠くで使えるかはわからないけど、実用十分だと思います。

今まで使っていたラジオスレーブは発信機と受信機があって両方買わなくてはいけなかったわけですが、ストロボに受信機が内蔵されていて発信機を買えばいいっていうのはかなりコストパフォーマンスが良いです。

リモコンとしてはまだまだだと思うけど、発信機としてはかなり買いでしょうね。
今更有線に戻れないw

総括・・悪くないと思いますが、使い方によってはストレスが溜まるでしょうね。
個人的にはACアダプタだけ変わってくれればもう1灯購入検討したいところ。

ライトをほとんど動かさないなら良いでしょうね。
ACアダプタも固定してしまえばいいし、トップに吊るした場合もリモコンで調光できて楽だし。

機能的にはコストパフォーマンスは最高です。
後は壊れなければ良いなぁ、ってぐらいでしょうか。

 

そうそう、ストロボの入っていた箱が結構汚かった事を最後にご報告しておきますw
外側のメーカーロゴが入った厚紙なんて捨ててしまえば良いのにね。

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