年末には追加機材を!G400A-Dn購入と色温度について

年末には追加機材を!トキスターのストロボを追加購入は果たして正しかったのか?

お久しぶりです。
カメラマンの鈴木です。

2015年も残り僅か、年末になってしまいました。

年末というと12月決算の個人事業主や企業は節税対策として機材購入を考える時期ですよね。
節税対策を考えたわけではありませんが新たにストロボ購入しました。

購入を考えたのは以前購入したTOKISTAR製の出力400wストロボです。

というのもTOKISTAR制はリモコンで出力と発行を操作できるので統一したかったからなんですね。
通常ストロボは3灯使う撮影方法が多いので2灯しか持っていなかったことから1灯追加購入を考えたわけです。

TOKISTAR 「e-Light G400A-D」を購入して思ったこと
TOKISTAR 「e-Light G400A-D」を購入して思ったこと

しかし、すでにそのストロボは購入できなかった・・

以前購入したG400A-Dを追加購入したかったわけですが、すでに販売終了で後継機であるG400A-Dnを購入することになりました。

後継機になってリモコンも新しくなったようですが、以前の機種も同じように使えるようなのでまぁいいかな、と。

g400a-dn

G400A-Dn。
見た目は全く変わっていない(笑

G400A-DとG400A-Dnではどこが変わったのか?

コードの長さが変わった

左がG400A-Dnで右がG400A-D。

ACアダプターと本体をつなげるコードがかなり長くなったようです、Dは高さをあげるとACアダプターがぶらぶらしてしまったので長くしたのだろうけど・・・個人的にはACアダプターをなくして欲しかった。
これはちょっと残念。 海外でも使えるっていう機能がどれだけの人に刺さるのかわからないなぁ。

操作系

同じく左がDn。
操作系は変わっていない様子。

ケーブルの接続部

またまた左がDn。
電源ケーブルの接続部分が変わった。

Dのほうは押しこむだけだったが新しいDnは差し込んだ後に金具をねじ込んで固定する方式に変わった。
金具の質感があまりよくないのは残念なところだが不意に抜けることはまず無くなったのかもしれない。

正直以前のものほうが好みではある。

発光管周り

発光管周り。

ぐるっと一回転しているガラス管がストロボの発光管。
その中にあるのが定常光のモデリングランプなわけだが、DnはLEDに変わったようだ。

Dはハロゲンなので色が赤く、LEDはほぼ無彩色なのでモデリングランプを一緒に使うのにはむかない。(使うけど)

結果

結果、変わったのはコード周りとモデリングランプのみでした。

コードは別に変える必要はなかったような・・・。
アダプタがあるなら長くても短くても邪魔なことには変わりがないかな。

ハロゲンランプは今後規制されていくかもしれないのでLEDになったのはいいけど、以前のものをLEDに交換できるんだったらより良いんだけどなぁ。

ソケットの形状は同じじゃないようなので簡単には交換できなさそうだし。

 

というわけで、購入するなら追加購入を考えるのではなく最初から必要な数を買っておかないとね。

色温度チェックをしてみよう

G400A-DNの色温度チェック

新しい機材なので色温度のチェックをしてみた。

同じメーカーのストロボでも出力ごとや個体差によって色温度が変わるので追加購入した際にはチェックしたいところですね。

ちなみに色温度とは

色温度は、表現しようとする光の色をある温度(高熱)の黒体から放射される光の色と対応させ、その時の黒体の温度をもって色温度とするものである。
wiki:色温度

簡単に言ってしまうと太陽光でも朝方だと青く、夕日は赤かったりするのは色温度が違うからです。
撮影の際にカメラ設定でホワイトバランスを合わせて被写体の色を正確に表現するわけですが・・・。

LUMIXデジカメ講座:色温度とホワイトバランス調整

ライトを複数使う場合にはライトの色温度がバラバラだと正確な色が表現できなくなってしまうので、個体ごとにどのくらいの色温度の差があるのかを知っておく必要があるわけです。

TOKISTAR制ストロボ3台の色温度を計測

1/1 1/2 1/4 1/8 1/16 1/32 1/64
G400A-D 5960 6030 6040 6070 6130 6200 6290
G400A-D 2台目 6000 6030 6090 6090 6100 6180 6260
G400A-DN 6140 6180 6170 6170 6220 6250 6230

TOKISTAR制のストロボは3台あるので全て計測してみました。
DとDnでは常時100K(ケルビン)ほど差がありますね。

計測する際に1/16よりも出力を低くすると同じ個体でも色温度の差が大きくなったのが気になりました。
1/8くらいまでは50K程度の差だったのが1/16以降は50~100K程度にバラけてしまい、出力が低い状態は使いづらいかも。

色温度を合わせる方法

色温度を測ってみたところ個体差や出力によって差があれど、大問題というほどの差はなかったわけですがトレペ越しに使う場合などは色温度が大きく変わってしまうので色温度をあわせる必要がでてきます。

色温度調整用のセロファン

というわけで色温度を変えるのに「コンバージョンフィルター」を使います。
色温度変換用のフィルターでなくても良いのですが耐熱性に優れていたりするので専用のものを使うほうが良いでしょう。

60cmほどの大きいサイズで売られており種類があります。
フィルタの濃さによって効果が変わり、フィルタの濃さは6段階くらい用意されています。
ヨドバシカメラ:コンバージョンフィルターB-6 620X650

大きいサイズで全面覆ってしまうとやり過ぎになることも多いので使いやすいように短冊状にカットして使うのが便利です。

一本でダメなら二本、三本と増やすこともできます。

注意しなくてはならないのは、ライトの前につけるのでそのまま被写体に当ててしまうと色ムラができてしまうことですね。
直接あてるのではなく、バウンスやトレペ越しに使うことが重要です。

傘トレにセロファンをつける

その両方を備えるのが傘トレで、こんな感じで使います。
オレンジ色のアンバーフィルターを2本つけています。

 

白や黒の無彩色の商品や、宝飾品などの反射物は色温度の違いが表れやすい商品です。
それらの商品を撮影している際に「あれ?」と思ったら照明機材の色温度を考えてみてください!

今年も終わりですね、今年はほとんどブログを更新しませんでした(笑

ブログで更新したいこともあるのですがほとんどが自分のサービス内容に関わることばかりなので「そればっかりでもなぁ・・」と思ってあまり更新しませんでした。

そういうものは問い合わせを受けた内容が多く必要なことではあるので来年は気にせず更新しようかと思います。

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